万華鏡って、そもそもどうやって生まれたの? | GlassNique(グラスニーク)/ オリジナルガラス万華鏡の制作・販売

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2026/05/05 19:59


突然ですが、万華鏡が誕生した経緯って、皆さんご存知でしょうか?


たくさんのお客様とお話しする中で、「万華鏡って日本のものだと思っていた!」という方がとても多かったんです。

実は私も、この仕事に携わるまではそう思っていました。

万華鏡といえば、赤いちりめんの布地に巻かれた筒状のものを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

めちゃめちゃ「和」ですよね🇯🇵


ところが、万華鏡が生まれた場所は日本ではありません。

その誕生の地は、イギリス・スコットランド

1816年ごろ、スコットランドの物理学者 デイヴィッド・ブリュースターによって発明されました。

当時のブリュースターは、光の振動方向がそろう「偏光」という現象をはじめ、光についてさまざまな研究をしていました🔬

万華鏡が生まれるきっかけも、その研究の途中にありました。


最初のきっかけは1814年。

角度をつけたガラス板を使って偏光の実験をしていたブリュースターは、ガラス板の間で、ろうそくの像が円を描くようにいくつも並んで見えることに気づきます。

ただ、この時に見えた模様はまだきれいな対称形ではなく、その時点ではそれ以上深く追究しなかったそうです。

その後、別の実験で、2枚のガラス板を鋭角につなげた三角形の容器を使っていた時のこと。

ガラス板の端に付着していた接着剤の一部が繰り返し反射し、これまでよりもずっと規則正しく、左右対称に並んで見えることに気づきました。

「どうすれば、もっと完全な対称模様になるのだろう?」

そこからブリュースターは、鏡の角度や物体の位置、そして覗く目の位置などを研究していきます。

そして、色のついたガラス片などを鏡の先に置き、それらが動く仕組みを加えることで、現在の万華鏡につながる基本的な形が完成しました。


つまり万華鏡は、ある日突然「偶然できちゃった!」というよりも、

研究中に偶然出会った美しい現象を見逃さず、「なぜこう見えるんだろう?」と追究したことから生まれたもの。

だったんですね。

この話を知って、私は万華鏡がさらに好きになりました☺️


そしてブリュースターは、この新しい光学器具に「Kaleidoscope(カレイドスコープ)」という名前をつけました。

これはギリシャ語の

kalos=美しい
eidos=形
skopeo=見る

という言葉を組み合わせたもの。

つまり、

「美しい形を見るもの」

という意味です。

なんてそのまま!と思いつつ、200年以上経った今でもこれ以上ぴったりな名前はないような気がします😂


こうしてスコットランドで生まれた万華鏡。

1817年には特許も取得され、その美しさは瞬く間に人々を魅了していきました。


ちなみにその頃の日本は、江戸時代後期。

ヨーロッパで光についての研究が盛んに行われ、スコットランドで万華鏡が生まれていた頃、日本ではまったく違う文化の中で人々が暮らしていたと思うと、なんだか不思議ですよね。

しかも、この遠いスコットランドで生まれたばかりの万華鏡。

実はそれほど時間を置かずに、海を越えて日本へやってくることになります。

「いつ?どうやって日本に渡ってきたの?」

というお話は、次回へ。

万華鏡が日本へやってきた経緯も、なかなか面白いんです☺️

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